軽速山歩

登山者が実践するファストパッキングスタイルへの道

nähe / SHOPPER S / 52g

最近手放せない便利なショッピングバッグがある。HIGHTIDEというメーカーのnähe(ネーエ)というブランドのバッグだ。

安曇野のLEISURESで購入

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松本トレイルデイに出店していたレジャーズで購入。1,100円とイベント戦利品としてはとてもお手頃なお値段。レジャーズはこういう本当に良い製品を揃えていて毎度尊敬、感心してしまう。

レジャーズの公式サイトおよびオンラインストア

ハイキングとソロキャンプの専門店 レジャーズ | LEISURES HIKE&CAMP&LONGTRAIL SPECIALITY

 

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形はオーソドックスな小型エコバッグなのだが、外にメッシュポケットがあり、バックルで閉じられるようになっている。とにかくシンプルで使いやすい。ちなみにこれはSサイズだがLサイズまであるみたいだ。

まるでUL系のザックをバッグ化したかのよう

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メッシュポケットには濡れ物などを入れてもよし。すぐ取り出したいものなどを入れてもよし。単に整理整頓で分けたいものをいれてもよし。

メインの部屋にも結構モノが入る。この外メッシュポケット、UL系のザックとよく似ている。あとパーゴワークスのスタッフバッグのダブルフェイスシリーズとも通じるものがある。

ショッピング以外、山でも使えそう

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たたむと手のひらサイズでコンパクト。バックルで閉じれるのでたたみやすい。

最近もはやショッピングバッグとしてではなく、普段その辺に出かける際もこれ一つ持って行くことも多くなった。ハイキングでも簡単な山ならこれ一つで良いと思えるくらい。あとは下山後の温泉での着替え入れにも良いだろう。これは手放せない名品だ。

 

 

 

 




おわり

2024年12月7日

【OMM2024装備レビュー】テント編 HERITAGE / Hi-Revo2 / 1,052g

軽量コンパクトな山岳テントを求めて

OMM2024年のためにテントを新調した。選んだのは山岳テントとシェルターの両方の特性を持つヘリテイジのハイレヴォ。条件として①山岳テントであること②2人用であること③軽量であることの3つで選んだ結果だ。

軽量山岳テント比較表

現在軽量な山岳テントは大きく分けて三社。アライテントのSLドーム、ゼインアーツのヤール、そしてヘリテイジのハイレヴォだ。比較対象としてモンベルのステラリッジも入れたが、これもなかなか軽い。各社重量を測る基準が異なるため、情報を収集、整理して本体、フライ、ポールで重量を比較することができた。

軽さとしてはヤールとSLドームが強いが、大きさや耐久性、収納時のコンパクトさなども考慮してハイレヴォを選んだ。そしてテントづくりの実績も考慮。エスパーステントのDNAを受け継いでいるのは大きい。

HERITAGE HI-REVO2 をレビュー

ポール、本体とフライ、そこにペグが入っている。スタッフサックがかなりタイト。

 

昨年のOMMでも使ったのが左のエスパース マキシムX(1人~2人用)で、重量が1.4㎏ほど。買った当時は軽い方だったが今では重く大きく見える。防水透湿素材でフライ要らずだが前室がないのがデメリットだった。比べるとハイレヴォは4kg減で圧倒的にコンパクト。

 

www.fast-packing.com

 

本体のみ設営。ベンチレーションが入口上下に二か所。L字に開くのはクロスオーバードームと同じ。

 

フライシート装着。フライもしっかり本体をカバーし、雨の跳ねなども考慮している。

 

ポールスリーブは片側が閉じているのでスピーディな設営が可能。これもクロスオーバードームと同じ機構。

 

大人二人が寝そべれる広さ。長手方向は他社より短いが、短手方向は一番ゆとりがある。

 

フライと本体でジッパーヘッドの色が異なるのでわかりやすい。

 

本体の下の方に吹き流しタイプのベンチレーションがあり、入り口と合わせて合計3つある。空気より重い一酸化炭素やガスの排気を考慮してなのかわからないが、下にあるのは良いと思う。

 

フルオープンにしている状態。

 

フライはベルクロで巻き上げ可能。

 

前室は最大45cm他の2社より広い。

 

スタッフサック、コード、コードロックも軽量化のため最小限。

 

本体入口は紐で巻き上げ可能。

 

他社と比べて最も天井が高い。頭がつかないというのは結構快適度に影響すると思っている。

シェルターではなくテントを選んだ理由

ツェルトやシェルターではなくあえてテントを選んだ理由は、快適性や居住性を優先したからだ。もちろん軽いに越したことはないが、軽さだけを求めて修行になるのも嫌なのだ。あとテントであれば今後も山行で使いやすいし、子どもと山登りに行くとき使う日が来るかもしれない。そんなワケで今回の新調したテントはハイレヴォにしたのだ。

しかもハイレヴォは山岳テントの名門エスパースをつくっているヘリテイジ製だ。また昨年のOMMでの圧倒的シェアを誇っていたクロスオーバードームも同社製。この二つの山岳テントとドームシェルターの両方のDNAを受け継いでいるのがハイレヴォであり、それぞれの特性をうまく組み合わせていると思っている。きっとOMMでも活躍してくれるだろう。

 

 

おわり

2024年11月3日

【OMM2024装備考】コッヘル、カトラリー類 92g

今年はシンプルに。総重量92g

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私は食器類は学生時代からの習慣でコッヘル(ドイツ語)と呼んでいる。英語のクッカーでもいいんだけど、食器はコッヘルと呼びたい。ちなみに調理用クッカーはパートナーが担当している。そういうわけでOMMのコッヘル類を今年はかなり見直した。

EVERNEW Ti 400 NH 34g

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エバニューのチタンノーハンドルカップをコッヘル(食器)とした。お茶碗みたいなものである。どうせ食事はモンベルのリゾッタやアルファ米系なので食器に移す必要が無く、これは汁物やその他用だ。ハンドルが無いのでナベツカムを追加しているが、シリコンリングでもいいかもしれない。

蓋なんていらない。スタッフサックは自作。

 

 

WILDO FOLDACUP 25g

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そして馴染みのフォールダーカップ。これは主にお酒用。お酒だけは外せないのでこのカップも当然外せない。あとはチタンの折り畳みスポーク(ユニフレーム)を持っていけばなんとかなるさ。

 

 

今年はかなりミニマムにまとめてみた。昨年はビクトリノックスのナイフとかも持っていったけど多分これで事足りることしかやらないので、これでいいと思うのだ。

 

おわり

2024年10月26日

【OMM2024装備考】ペンが落ちないストラップ自作

ペンおちぬ君

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対OMM用地図周り小物MYOG三銃士の最後の1人、その名も「ペンおちぬ君」である。

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シリコンの径8mmのこのリング使用。あとは細引や紐を取り付けてストラップを付けるだけ。

ノック式のマッキーも

ペンは今年は赤のマッキーノックを採用。いちいちキャップを取ったり無くしたりするリスクがないし、スピーディだ。

「地図ツカム君」「コンパスのびる君」と 合わせて使えばそれぞれの取り回しがよくなり移動しながらの地図読みが格段に楽になるし、紛失するリスクも無くなる。お試しあれ。

 

おわり

2024年10月25日

 

【OMM2024装備考】地図、コンパス用の自作ストラップ

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OMMに備え、地図周り、コンパス周りに少し工夫をしてみることにした。端的に言うと、地図、コンパスにそれぞれ落としても大丈夫なコードを付けてみた。それぞれ「地図ツカム君」と「コンパスのびる君」と命名w

地図ツカム君

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取り付け方は色々あると思うが、強力なクリップで地図を掴んでそこにコイル状のキーチェーンを取り付けてみた。コイルキーチェーンは100円ショップで調達。クリップはテントやタープ用のクリップをAmazonで調達。

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Amazonなどで見ると形状は色々あるテントクリップ。テントやタープを挟んで固定するものなので結構大きい。コイルチェーンの先はキーリングからミニカラビナに換装。
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薄いビニール袋もしっかりと噛んでくれる。
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これで地図の落下や紛失を防げる。コイルが真っ直ぐになるくらい引っ張っても外れないくらいの強度だ。

コンパスのびる君

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リールタイプのストラップにコンパスを取り付け。リールにコンパス直付けはうまくいかないので何かを間に噛ませる必要あり。リールはもちろん100円ショップで調達。

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ご覧の通り伸び縮み自在なので、紐で結んだ場合と比べてコンパスがブラブラすることがなくストレスフリー。もちろん落下防止になる。

 

無くしてはいけないけど頻繁に取り出すもの

地図にしてもコンパスにしてもオリエンテーリングではこまめに出して使う重要なアイテム。よく使うもの、かつ絶対無くしてはいけないものにはストラップをつけたほうがいい。

友人がコイルチェーンにスマホやコンパスをつけているのからヒントを得て、細引や紐より便利そうだということで「地図ツカム君」を考案。そしてコンパスは小さいからリール式が良いかなと思い「コンパスのびる君」を考案。

沢登りでもよく遡行図を見たりするので使えると思った。(自分が沢登りをしていたときには思いつかなかったが)

とはいえまだ実地で試していないので果たして不具合なく使えるかどうか。OMMが楽しみだ。

 

おわり

2024年10月24日

 

VIVOBAREFOOT / Primus Trail II FG KIDS

成長期の子どもに履かせたい本格ベアフットシューズ

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ビボベアフットはキッズ・ジュニアラインが非常に充実している。それは子どもだからこそベアフットシューズを履かせたいという作り手の思いが反映されているからだ。そのなかで大人顔負けの見た目なのがプライマストレイルだ。

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子ども、特に幼児の足の指はよく動くし、裸足で歩くことにも慣れている。それは大人と違い、まだ窮屈な靴に矯正されていないからだ。人間本来の、靴を履く以前の足の使い方ができている。

そんな子どももやがてはつま先が窮屈で厚底の靴を履くようになり、足の指の間隔は狭くなり、足本来の機能が損なわれていく。子どもがせっかく持って生まれた足の機能はなんとかできる限り生かしてやりたい。

歩き始めたときにこそベアフットシューズを

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だから歩き始めた幼児期こそベアフットシューズを履かせたい。もちろんずっと履かせるのは難しいかもしれない。でもせめて走り始めたときに靴に矯正された走り方ではなく、人間本来の足の裏の使い方で走ってほしい。それをそのまま自分のものにしてほしいというのが親の願いだ。

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だから我が家は少々高価でも、ビボを選んでいる。足の指の動きを妨げない広いつま先、足裏感覚を損なわない薄底、ゼロドロップのソールが特徴だ。

日常も登山も全てVIVOで

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子どもの足裏はすごい。ベアフットシューズでも山に登れるのだから。大人で初めてベアフットシューズを履いて山に登ろうものなら足の裏が痛いわ、脹脛が疲れるわで多くの人は大変な目に遭うだろう。

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山、それも標高差約700mほどの山なので本格的な登りの山だ。プライマストレイルならソールは薄いけれどラグが深めなので山にはちょうどいい。

石や木の根、土の感触など、山は足裏から得る情報の宝庫だ。子どものうちにぜひ感じとってもらいたい。

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改良点を挙げるならばこのバンジーコード式のシューレースだろうか。大人用のプライマストレイルではコードは非伸縮だが子供用は伸縮性のバンジーコードになっている。 ひっぱられるためコードの消耗が激しく、千切れてしまったので我が家は市販のバンジーコードと換装した。リペアを前提にしていたほうがいい。

また、ラグが下に落ち込みやすく子どもには少し使いにくい。

大人になってからよりも、子どものうちに履き潰せ
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もちろん僕もプライマストレイル。しかし子どもと違い今まで靴を履き続けたせいで足裏や指の力が弱っている大人なので、子どもよりも足裏が疲労してしまう。

大人になってから本来の足裏の力を取り戻すのは至難の業だ。だからこそ、せめて子どものうちはなるべくナチュラルな足でいてほしい。

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実はこの記事を書いているのは子どもがビボを履き初めて1年以上経った後で、1足目はもうサイズアウトして現在は2足目でプライマススポーツⅢを履かせている。サイズアウトと共にアウトソールに穴が空きそうなくらい摩耗してしまったので買い替えになったのだ。毎日ビボだったので文字通りすっかり履き潰してしまったが、十分元は取れたと思っている。

余談だが先日の運動会で子どもの走りを見ていたら、上半身、頭がブレず、揺れずに無駄のない走りが出来ていてビボのすごさをあらためて感じた。

 

おわり

2024年10月10日

PaaGo Works / W-FACE POUCH 1&2 / 24g&31g

整理整頓が好きになるポーチ

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今更紹介するまでもないパーゴワークスのダブルフェイスポーチシリーズだが、まだ使ったことのないポーチ難民がいたら是非おすすめしたい。

こだわりの山道具などが揃ってくると、パッキングの際にどうまとめるか?というのが課題になってくる。ここで絶対に出てくる「入れ物」問題。王道の円柱型スタッフサック?それともロールアップの防水サック?いやいや一番シンプルにジップロックか?無印良品とかにも何やら使えそうなポーチがあるぞ?…などなど悩ましい。パーゴワークスのダブルフェイスポーチの存在はそんな悩みを解決してくれる…かもしれない。

ただのメッシュポケットとは大違い

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このポーチは実にシンプルで特長は3つ。①メッシュ生地とナイロン生地の2気室構造、②広い開口部、③絶妙なマチによる自立性だ。

しかし2気室構造といってもメッシュポケットが付いているわけではなく、容量がちゃんと半分半分になっていてまさにダブルフェイス。しかもフレキシブルに容量が変わる。これが3気室だったりポケットいっぱいだったりすると「どこに入れたっけ?」という事態になりかねないが、2気室だからこそ整理整頓が雑な僕でも使いこなせる絶妙な親切設計。

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広い開口部は当然モノが取り出しやすく探すときも見つけやすい。そして自立できるマチがあるのでとてもモノが取り出しやすい。普通のスタッフサックやジップロックではこうはならない。

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僕はこのポーチに小さな2気室のザックのような便利さを感じる。最近はあまり使っていないが、昔愛用していた90リットルクラスの大型ザックは2気室構造で整理整頓がしやすかった。整理整頓好きな日本人は2気室構造ザックが好きで日本では2気室が主流になったという話もある。

ミニマムキットの専用ケースにジャスト

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さて、問題の使い方だが、僕はポーチ1をファーストエイドキット&エマージェンシーキット入れにしている。ポーチ1は容量1リットル。

ファーストエイドとエマージェンシーは分けたいようで分けたくない、どちらも緊急時に使うものだし、同時に使うものもある。だからこのダブルフェイスでナイロン部にファーストエイド、メッシュ部にエマージェンシーを入れている。

ナイロン部には絆創膏類、飲み薬、塗り薬、テーピングテープなど

メッシュ部には予備ヘッドライト、マルチツール、ミニナイフ、ダクトテープ、ポイズンリムーバーなど。

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ポーチ2は容量2リットル。コーヒーキットを入れている。ナイロン部にはコーヒーミル、ナルゲンに入れたコーヒー豆、ペーパーフィルターなど

メッシュ部にはコーヒードリッパーや使用済みコーヒーフィルターを入れるゴミ袋など、やや濡れそうなものを。

こういうミニマムなキットを作って専用ケースにするにはまさに丁度いい。もちろんポーチ2にしっかりめのファーストエイドを入れても良し、調理系小物などを入れても良し。従来の円柱型スタッフバッグだとどうにもなかがグチャグチャになったり取り出しにくかったものも、ポーチシリーズに入れていくとまるでツールボックスみたいに便利になる。それでいてスタッフバッグ並みに軽量なのだ。

ポーチ3は持っていないが、食糧を入れて、メッシュ部にゴミを入れたら便利だろうなと思う。

パッキングを楽しくしてくれるポーチだ。

 

 

おわり

2024年10月1日

 

KOKUYO / HAKO-AKE / 40g

文房具なのにアウトドアっぽい

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これは実はアウトドア用品ではなく文房具だ。事務器大手のコクヨから販売されている。

その名もHAKO-AKE。つまり「箱開け」ってことでダンボールなどを開梱するためのハサミとカッターを兼ねた道具である。Amazon価格にて991円(2024年9月時点)

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用途は事務用品なのにその風貌ときたらなんともミリタリーテイストであり、アウトドアギアっぽい。かつてカッターのオルファがアウトドアカッターを出したときと同じような感じかと思ったらどうやら別にアウトドア用ではなさそう。でもアウトドアギアっぽいからアウトドアでも使えるんじゃないか…?そんな思いで買ってみた。

全長は113mm、40gとそこまでコンパクトではないがカッターやハサミのギアとしては軽くて小さい部類だし、手のひらには収まるサイズ。

ハサミとカッターの2Way仕様

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構造としては収納状態からボタンをスライドさせると一段階目でカッター、二段階目でハサミとなる。

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カッターは刃が3mm出ているだけなので深くは切れないし刺したり削ったりすることもできない。しかしダンボールを開梱するには実にちょうどいい刃の出具合だ。

チタンコーティング刃

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刃はチタンコーティングされており、耐摩耗性が向上している点もなんだかそそられる。アウトドアズマンは「チタンコーティング」という言葉にどうも弱い。

さらに細引なんかを通せるホール付きなのでやっぱりこれはアウトドア用だろ!と言いたくなる。

実際アウトドアでどう使うか

野外でもハサミやカッターは便利だ。ナイフやマルチツールは持たずにとりあえずこれでいいのかもしれない。とは言えカッターは用途が限られそうなのでカップヌードルのフィルムを切るくらいしか使えるシーンが思い浮かばない。あとはキャンプをするなら食材のパッケージ開梱にも便利かもしれない。

でも僕は当面のところ、家か職場の開梱用で使うと思うけど。

 

 

おわり

2024年9月15日

SHIMANO / スライドハサミ / 10g

コンパクトなのに有用なハサミ

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コンパクトなハサミを検索していたら見つけた釣り用のハサミ。

アウトドアで意外にあると便利なのがハサミ。ナイフは持っているけどハサミが無いというシーンもあるだろう。実際お菓子の袋の開封やテーピングテープを切るときなど、ハサミのほうが圧倒的に使いやすい。

しかしわざわざハサミを持っていくのは大袈裟だし、ナイフ一本で済ませるのがスマートなアウトドアズマンのようにも思えるが、こんなに10g程度の小さなハサミならちょいとエマージェンシーギアに潜ませておいてもバチは当たらないだろう。Amazon価格1,462〜1,021円(2024年9月時点)

小さいのに片手で使いやすい

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手のひらサイズで収納時でちょうど51mm。小さいけど片手でスライドしてそのままハサミにトランスフォームしてチョキチョキとできるから操作性も抜群。

ピンオンリール用の穴は3mm細引もピッタリ通る。

切れ味バツグン

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こちら本来は釣り用なのでPEラインという普通のハサミでは切断しにくい釣り糸を切断できるよう刃に細かなセレーション(ギザギザ)が付いている。これによって刃滑りしないので3mm程度の細引きなら弱い力でもバツンと綺麗に切断できるので並のナイフよりも使い勝手がいい。もちろんキネシオテープも楽々カット。

なんとなく便利そうという気軽な気持ちで買ったが久々にヒット商品だ。

おわり

2024年9月12日

 

MiZŌ / チタンスモールスプーン / 11g

そのシンプルさに心惹かれる

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とある老舗の登山用品店に偶然立ち寄ったとき、ふと気になるものを発見。ミゾーのチタンスプーンだ。ミゾーと言えば、美しいチタン製のアックスやバイルなどで知られる玄人好みのメーカーで、代表の溝渕さんは自らもクライマーでもある。

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ピッケルなどの登攀具以外にも小型のチタンスコップである「モグ」やシャモジのようなスプーンの「クチャラ」などのアイテムは知っていたが、ミゾーからこんな小型のスプーンが出ていたのを僕は知らなかった。サイズは約135mm。

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このパッケージがなんとも昭和感、いやクラフト感があって味わい深くて好きだ。そしてメイドイン草加(埼玉県)。僕が埼玉県出身なのもミゾー贔屓の理由の一つだろう。お値段も600円と手頃だし、特にスプーンに困ってはいなかったけどコレクター心が動いて購入。

実は希少品だった

そしてその後調べたらなんと発売休止をして久しい商品であることが判明。どうりでパッケージの市外局番がまだ4桁なわけだ(今は3桁)。オークションサイトやフリマサイトではちょっとしたプレミア品になっている。なんかお得な気分だ。しかしそのせいでまだパッケージから開けられないでいる。

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ミゾーお馴染みのハゼ?ムツゴロウ?の魚のキャラがとてもかわいい。僕が無知なだけだったが昔はクッカーやマグカップも使っていたそうで。このスプーンも当時最軽量のものだったとか。そんな情報が入る度にやはり使うのが忍びない気持ちが増してきて、今日もパッケージ越しにハゼ君を愛でている。

おわり

2024年9月11日