そのシンプルさに心惹かれる
とある老舗の登山用品店に偶然立ち寄ったとき、ふと気になるものを発見。ミゾーのチタンスプーンだ。ミゾーと言えば、美しいチタン製のアックスやバイルなどで知られる玄人好みのメーカーで、代表の溝渕さんは自らもクライマーでもある。
ピッケルなどの登攀具以外にも小型のチタンスコップである「モグ」やシャモジのようなスプーンの「クチャラ」などのアイテムは知っていたが、ミゾーからこんな小型のスプーンが出ていたのを僕は知らなかった。サイズは約135mm。
このパッケージがなんとも昭和感、いやクラフト感があって味わい深くて好きだ。そしてメイドイン草加(埼玉県)。僕が埼玉県出身なのもミゾー贔屓の理由の一つだろう。お値段も600円と手頃だし、特にスプーンに困ってはいなかったけどコレクター心が動いて購入。
実は希少品だった
そしてその後調べたらなんと発売休止をして久しい商品であることが判明。どうりでパッケージの市外局番がまだ4桁なわけだ(今は3桁)。オークションサイトやフリマサイトではちょっとしたプレミア品になっている。なんかお得な気分だ。しかしそのせいでまだパッケージから開けられないでいる。
ミゾーお馴染みのハゼ?ムツゴロウ?の魚のキャラがとてもかわいい。僕が無知なだけだったが昔はクッカーやマグカップも使っていたそうで。このスプーンも当時最軽量のものだったとか。そんな情報が入る度にやはり使うのが忍びない気持ちが増してきて、今日もパッケージ越しにハゼ君を愛でている。
おわり
2024年9月11日