僕のレースへの気持ちを端的に表すと下記のツイートに凝縮される。
レースに出たい気持ちはある。でも今の僕の目標というか目的は、気持ちの良い稜線や樹林帯を息をゼーゼーいわせながら牛歩で歩かず、軽やかに風を感じながら駆け抜けられるようになること。そこに至る過程にレース出場があってもいいし、なくてもいい。
— じょあ (@KSG2999) 2020年9月28日
僕はもともとスポーツが苦手で、もっと言えば競技性が高ければ高いほど苦手意識がある。特にサッカーやバスケットボールなど、相手とボールの奪い合いを直に行う闘争力というものが希薄なのだ。
「レース」と聞くとやはりゴール前やコース取りなどの「闘争力」を彷彿とさせる。しかし短距離とは違い、マラソンやトレイルランニングは競うことよりも完走していることに重きを置くことができるので、そういった意味で、僕的にはとっつきやすい。
とは言うものの、ヨーイドンで一斉に始まり、決められたルールがあり、時間制限があり、順位が結果としてついてくる。これらは当たり前のことだが、やはり僕は緊張するし、臆してしまう。
今、僕の中でレースは目標ではないのは確かだ。僕の目標は、自分の好きな登山道を好きなペースで快適に駆け抜けることだ。
学生時代、重い荷物を背負ってゼーゼー言って、景色も上の空になりかけていたあのルートを、軽い荷物で走るように歩けたらどんなに気持ちがよいだろうか。泊まりがけで歩いたあの北アルプスの登山道を日帰りでサラッと歩いてみたい。
それが達成できたらとりあえず現状は満足なのだ。きっとそれでも飽きたらないとき、自分の力を試したいと思ったときにレースに出るかもしれないし、レースに出たらまた順位などの目標が生まれるのだろう。
だからこの先ずっとレースに出ない、出たくないというわけではない。むしろ、レースに出れるような体力と自信をつけられたら良いなと思っている。むしろそういった意味ではレースは今の目標ではないが、次の目標になるのかもしれない。
という精神的な話以前に、僕は今幼児子育て中なのでレースに出る時間を捻出出来ないというのが本当のところ。
仮にレースに出るとして、出るからにはちゃんと時間を割いて練習もしたいが、それもままならない。となると今は限られた時間で最大限体力を作るしかないなぁと思う日々なのである。