軽速山歩

登山者が実践するファスト・パッキングスタイルへの道

【妄想計画】北アルプスで100マイル(約161km)のラウンドコースを作ってみた

以前、山行計画を立てる際、ヤマケイオンラインのヤマタイムというWebサービスを使っているという記事を書いた。

www.fast-packing.com

これは会員登録無しでブラウザから閲覧、操作できる便利なサービス。主要な山域のコース上のポイントを繋ぐとコースタイム、距離、累積標高などを計算してくれる。コースタイムはお好みで掛け率を変えられる。

 

暇なときにこれで妄想計画を立てるのが楽しい。

 

そういうわけで、北アルプスで100マイルができないだろうか?と試行錯誤していたら、なんと出来てしまった。

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ワンウェイだと上手く100マイルにはならないのでループとなった。ループにすることでマイカーでも実施しやすいうえに、スタート&ゴールの場所は公共交通の弁にも配慮。

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詳しくは上の地図画像を見てほしいが、まず白馬栂池のスキー場のてっぺんにある自然園からスタート。白馬岳まで登ったと思ったら一気に2300mほど下って欅平まで行く。ここは序盤の核心部だろう。なにせ僕も通ったことがない(笑)。せっかくの森林限界から一気に観光地まで降りるのは精神的にもかなりきついはずだ。

 

そして走れるルートである旧日電水平歩道を進み、仙人池ダムまで。ここから入る雲切新道の斜度はかなりものだし、木の根が多く、時期によっては雪渓も残っており道も悪い。仙人池ヒュッテからの剱岳の姿で癒されたら仙人峠から剱沢の下部までまた下りとなる。仙人峠〜真砂沢ヒュッテは僕は歩いてないので未知数。立山別山までは心が折れるパートになるだろう。

 

剱沢は時期によっては雪渓歩きとなる。チェーンスパイク、軽アイゼンは必須。ひたすら登って別山乗越まで来れば久々の気持ちの良い稜線歩きとなり、立山の快適な縦走を楽しめる。また、立山室堂ターミナルが近いのでエスケープするにはおすすめ。

 

室堂で諦めずにここからが長いけど癒しコースでご褒美になるはずだ。一ノ越から五色ヶ原、薬師岳、太郎平と静かだけど美しく開けた稜線を繋ぐ。コース全体から見て緩やかに折り返しに入っていく。そしてカールの美しい黒部五郎、三俣蓮華と稜線伝いでピークを繋いでいく。景色はもちろん申し分ない。僕は五色ヶ原から薬師は通ったことはないが、その前後は歩いているので最高の縦走路であることは予想がつく。

 

三俣蓮華岳からさらに鷲羽へ。ここまでがコースのハイライトかもしれない。水晶岳は余力があればピストンしても良し。野口五郎岳あたりまでは快適な道が続く。少し下って烏帽子小屋、ここから北アルプスでは割と樹林帯が多いエリアに入る。

 

烏帽子岳から船窪岳あたりは道が細くアップダウンが多いため、悪天時、夜間は要注意だ。特に船窪の水場は切り立った崖にあるため、疲労困憊で行くと滑落するおそれがある。ある意味核心エリアだ。

 

森林限界を越えて蓮華岳へ。針ノ木岳という登り甲斐のあるピークから種池山荘までいい感じの稜線が続のがよく見える。そして爺ヶ岳、鹿島槍、このルートの中ボスとも言える八峰キレット、五竜岳と続いていく。ここから岩稜帯なので慎重に。

 

唐松まで行くとさらに大ボス、不帰キレットが迎えてくれてこのコースのグランドフィナーレを飾ってくれる。最後の核心部であるキレット通過前は唐松山荘で十分に休養を取りたいところ。落ち着きながらキレットを越えると白馬三山の美しい稜線歩きでスタート地点に戻っていく。

 

白馬の小蓮華岳の稜線美、秀麗な白馬池はもはや涙で滲んでよく見えないかもしれない。自然園でゴール。ボロボロの姿を恥じることなくゴンドラに乗ろう。

 

累積獲得標高は20307m。距離162.7km。コースタイムの0.5掛けでぶっ通しで行けば約60時間でたどり着けるが、僕は文字通り死んでも無理(笑)。

 

タイムアタックをしないで無理のない山行としていけば、何泊かかるだろうか。エイドになる小屋が満遍なくあるのはありがたいところ。100マイルという距離に拘らなくても、ひとつの縦走の形としてもかなりありなコースだと思う。

 

いつの日か時間があればやってみたい…と妄想してみる。

 

おわり。