一年を通じて活躍する超軽量ジャケット
2024年11月のOMM出場に際して、OMMに出るからにはOMMのウェアを着たい!という思いがあった。
手持ちのOMMのウェアはコアフーディだけ。もちろん持っていくが、予備のベースレイヤーとしての扱いなので行動中もキャンプ中も表には着ない予定。ならばどんな気温でも外側に着れるシェルがいいと思った。
OMMのなかで一年を通じて最も出番の多いウェア、ソニックジャケットを着ていくことにした。
フードなし、フルジップのウィンドシェル
フードは無し、フルジップのジャケット。 身長175cmでMサイズでピッタリ。しかしキツキツというわけでもなく中にちゃんと防寒着を着込める。この写真では中にカリマーのOctaCPCPのマウンテンジップアップを着ている。
生地は PointZero ナイロン100%フェザーウェイト・リップストップファブリック使用。生地がとにかく膜のように薄いが、氷点下でもアクティブインサレーションの上に着るとちゃんと防風してくれるし耐久撥水加工済で透湿性もある。多少の薮なら耐えてくれたし、すぐに破れる代物でもなさそう。
袖口はサムループ付き。袖口にはゴム入りでフィットするので隙間が最小限。
裾には調節ドローコードは無しでゴムのみ。裾の背面はラウンドテールで長めになっているのでかがんでも背中が出ることがない。ロゴの印字はリフレクターになっている。
その他、軽量化のためなのか、ジッパープルタブが小さくてやや掴みにくい。
存在感を感じさせない重量52g
特長はとにかく軽いこと。襟の裏の中に収納して手のひらの中に収まるサイズになる。重さはMサイズで公称値54g(実測値52g)しかなく存在感がほとんどない。パタゴニアのフーディニジャケット105gのおよそ半分!市場最軽量を謳うブラックダイヤモンドのディプロイウィンドシェル(48g)にはわずかに及ばないがこちらはフルジップじゃないスモックタイプの分軽いので、ソニックジャケットも市場最軽量クラスなのは間違いない。
アクティブインサレーションと組合わせて真冬の低山も
中にコアフーディを着るなど、アクティブインサレーションとの相性は抜群。寒い時期は走り出しと山頂でソニックジャケットを着て、あとはコアフーディだけ。ポケットティッシュくらいの大きさになるので携行性抜群なのが良い。
気温マイナス5℃前後の山で使用したが運動量多めのファストハイクやトレランならこのくらいの気温でも十分防寒になる。もちろん平地のランニングにも。
ただコーティングのせいか汗抜け感、通気性はパタゴニアのフーディニより劣っていて、やや蒸れる感じがする。こまめに脱いだり着たりするのを推奨する。でもめちゃくちゃ薄いので汗で湿っても即乾く。
OMM2024本戦にて活躍
私の思惑通り、OMM期間中は長い時間着る機会を得た。伊豆の河津町という気温の高めの場所ではあったが風が強く肌寒くなったら着た。
ベースレイヤーにフードが付いているのでフード無しのソニックジャケットでよかった。フードのあるシェルを着るとフードonフードで首がもったりしてしまう。
多少の薮を漕いでも破れなかったので薄いからといってめちゃくちゃデリケートなわけではなさそう。
夜は中に化繊インサレーションジャケットを着込んで一番外にソニックジャケットを着ればOMMのロゴをドヤァ!っと外に出せるので気持ちが上がったのでおすすめだ。やはりせっかくだからOMMにはOMMを着るに限る。
おわり
2024年12月26日