軽速山歩

登山者が実践するファストパッキングスタイルへの道

PaaGo Works / W-FACE POUCH 1&2 / 24g&31g

整理整頓が好きになるポーチ

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今更紹介するまでもないパーゴワークスのダブルフェイスポーチシリーズだが、まだ使ったことのないポーチ難民がいたら是非おすすめしたい。

こだわりの山道具などが揃ってくると、パッキングの際にどうまとめるか?というのが課題になってくる。ここで絶対に出てくる「入れ物」問題。王道の円柱型スタッフサック?それともロールアップの防水サック?いやいや一番シンプルにジップロックか?無印良品とかにも何やら使えそうなポーチがあるぞ?…などなど悩ましい。パーゴワークスのダブルフェイスポーチの存在はそんな悩みを解決してくれる…かもしれない。

ただのメッシュポケットとは大違い

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このポーチは実にシンプルで特長は3つ。①メッシュ生地とナイロン生地の2気室構造、②広い開口部、③絶妙なマチによる自立性だ。

しかし2気室構造といってもメッシュポケットが付いているわけではなく、容量がちゃんと半分半分になっていてまさにダブルフェイス。しかもフレキシブルに容量が変わる。これが3気室だったりポケットいっぱいだったりすると「どこに入れたっけ?」という事態になりかねないが、2気室だからこそ整理整頓が雑な僕でも使いこなせる絶妙な親切設計。

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広い開口部は当然モノが取り出しやすく探すときも見つけやすい。そして自立できるマチがあるのでとてもモノが取り出しやすい。普通のスタッフサックやジップロックではこうはならない。

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僕はこのポーチに小さな2気室のザックのような便利さを感じる。最近はあまり使っていないが、昔愛用していた90リットルクラスの大型ザックは2気室構造で整理整頓がしやすかった。整理整頓好きな日本人は2気室構造ザックが好きで日本では2気室が主流になったという話もある。

ミニマムキットの専用ケースにジャスト

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さて、問題の使い方だが、僕はポーチ1をファーストエイドキット&エマージェンシーキット入れにしている。ポーチ1は容量1リットル。

ファーストエイドとエマージェンシーは分けたいようで分けたくない、どちらも緊急時に使うものだし、同時に使うものもある。だからこのダブルフェイスでナイロン部にファーストエイド、メッシュ部にエマージェンシーを入れている。

ナイロン部には絆創膏類、飲み薬、塗り薬、テーピングテープなど

メッシュ部には予備ヘッドライト、マルチツール、ミニナイフ、ダクトテープ、ポイズンリムーバーなど。

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ポーチ2は容量2リットル。コーヒーキットを入れている。ナイロン部にはコーヒーミル、ナルゲンに入れたコーヒー豆、ペーパーフィルターなど

メッシュ部にはコーヒードリッパーや使用済みコーヒーフィルターを入れるゴミ袋など、やや濡れそうなものを。

こういうミニマムなキットを作って専用ケースにするにはまさに丁度いい。もちろんポーチ2にしっかりめのファーストエイドを入れても良し、調理系小物などを入れても良し。従来の円柱型スタッフバッグだとどうにもなかがグチャグチャになったり取り出しにくかったものも、ポーチシリーズに入れていくとまるでツールボックスみたいに便利になる。それでいてスタッフバッグ並みに軽量なのだ。

ポーチ3は持っていないが、食糧を入れて、メッシュ部にゴミを入れたら便利だろうなと思う。

パッキングを楽しくしてくれるポーチだ。

 

 

おわり

2024年10月1日