軽速山歩

登山者が実践するファストパッキングスタイルへの道

『ランニング・サイエンス』という本で走ることの基礎を学ぶ

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僕は運動の専門知識を持っていない。ましてやランニングや陸上競技の知識や経験すら無い。日常的にランニングに取り組むようになって一年以上経過しているのに、これはよろしくないと考え、何か信頼性のある正しい知見を元にトレーニングに励みたいと思うようになった。

 

今までインターネットで適当に検索して有象無象の情報を得ていたが、どれも無料記事であり、エビデンスがはっきりしない以上、信頼性が無かった。たとえそれが正しいものだったとしても、根拠が不明瞭だと不信感を持ってしまう。もしネットで得た知識でトレーニングを一生懸命行ったとして、それがガセだったらと思うとやる気が起こらない。これは正しいぞ!という信頼できる知見が欲しかった。

 

では正しい知見とはどういうものか?それは主観的な主張ではなく、科学的に正しい主張だ。科学的に正しいものとは学者が数々の論文をエビデンスに提示して書かれているものが望ましい。そんな科学的に正しいランニングの本は無いのかな〜と探していたら『ランニング・サイエンス』という本を見つけた。副題は「「走る」を科学する」である。コ、コレかぁ〜と思った。

 

レビューを見てみると、そこまで絶賛は無いものの、運動生理学の基礎的な部分は学べそうだし、カラフルな図解は読んでいて飽きなさそうである。章ごとに色んな分野の英国人学者が書いているため、科学的に間違ったものや根拠の無いものは書かれていないだろうという安心感がある。

 

まだエビデンスが少ない最新の知見が得られなくても、科学的に十分な検証が得られている既知の知見が得られる方が、僕にとっては有益だ。

 

Amazonレビューにもあるが、トレーニング教本という作りではないので、必要な知識を吸い上げたら自分でトレーニングやリカバリーに取り入れて実践していくというスタイルとなる。

 

だから、ランニング経験も知識もゼロという人のランニングの始め方の本ではない。自己流でランニングを日常的に行ってきた人が読むことで、ああ、そういうことだったのか、という答え合わせ的に読むと良い。

 

今後このブログではこの本から得られた知見を元に自分の体験をフィードバックしていきたいと思う。

 

ランニング・サイエンス

ランニング・サイエンス