複数製品を組み合わせて軽量なスリーピングマットのシステムを構築した。
- OMM使用マットをアップデート
- 一体型の全身マットを形成
- 長さ90cmのマット
- 100均のアルミ蒸着シートをカット
- さらに座布団をジョイント
- ジョイント部のグロメット(ハトメ)の打ち方について
- 枕ロックシステム
- 全てが合体して320g
OMM使用マットをアップデート

きっかけはやはり今年のOMM。那須塩原はまあまあ寒かった。昨年は銀マットのみでエアマットを省略。今年はテントのグラウンドシート(フットプリント)を導入したので銀マットを省略してスリーピングマットのみだったが、それがあまり良くなかったので、そこからの改良となる。予算も無いので持ってる装備を組み合わせて経済的にも重量的にも効率が良いスリーピングマットシステムを拵えてみた。
一体型の全身マットを形成

2024年の河津のOMMでは銀マットを深山座布団と枕を組み合わせたのは悪くなかったが、ただ置いているだけだと寝ている間にずれてしまうという最大の欠点があった。そこで今回はエアマットを追加しつつ、各製品を合体してひとつのスリーピングマットを形成することにした。
長さ90cmのマット

マットはエアマットだが、最近の(と言ってもここ数年くらいの)薄くて軽くて分厚いエアマットではなく、十数年前のインフレータブルマット、サーマレストのプロライトだ。しかも長さが90cmのXSサイズであり、私だとギリギリ尾骶骨がカバーできるサイズ。旧モデルであるがAmazonの過去販売情報によるとR値は2.2とのこと。ここに銀マットを組み合わせる。重量は約230g。軽いのでこれを活かしていく。
100均のアルミ蒸着シートをカット

銀マットは百均で売っているペラペラのアルミ蒸着ポリエチレンシートだ。2025年OMMは登山歴19年の初の試みとしてテントのグラウンドシートにタイベックシルバーを敷いたのでその代わりにテント内の銀マットを省いてみたが、これが普通に失敗だった。とはいえ大きな面積の銀マはいらないのでプロライトの形状に合うようにカット。

カットすると当然プロライトと銀マットがズレるのでそれを防ぐために銀マットにグロメットを打って、そこにゴムコードを通してプロライトを挟んで固定した。すると内部にアルミシートが貼ってあるようなマットと同じような仕組みで熱を反射して断熱性のアップが期待できる。プロライトと重なっている部分のR値はきっと2.2より高いはず。重量は約37g
さらに座布団をジョイント

銀マットは腰下部分も必要最低限の大きさにしてしまっているので脛の下までしか長さが無い。これでは足先が冷えるということが経験上わかっているので、座布団であるエバニューの深山座布団をドッキング。これも銀マと深山座布団の両方にグロメットを取り付けて紐やミニSビナなどで合体できるようにした。座布団は元々持っていくつもりなので一石二鳥である。R値は不明だが推定2.0はありそう。

重量は約53g(ジョイント部込み)

ジョイント部のグロメット(ハトメ)の打ち方について


ペラペラの銀マにジョイント部を作る方法として今回グロメットを打ったが、そのまま打っても容易に引きちぎれてしまう。そこで補強が必要なのだが、一番簡易なもので何がいいか考えた結果、ウェアのリペアシートを間に噛ませてみた。使用用途としては十分な強度が出たのでこの手法は他にも使えそう。例えばタイベックでタープを作る際もいちいち補強布を縫う必要はないかもしれない。
枕ロックシステム
さらに枕である。シートゥーサミットの枕の固定システムを参考にして粘着テープ付きのベルクロテープをプロライト側に付けてみた。枕の裏はケバケバしているのでザラザラ面のベルクロテープが噛み合うので枕の横滑りを防ぐことに成功した。重量約60g。
全てが合体して320g
まるでガンダムのように全てが合体するシステムは我ながら男心をくすぐる(笑)それぞれが単体でも使用できるところもよい。枕以外を組み合わせるとマットシステム全体で320gとなった。全身を覆えるマットとしてサーマレストのZライトソルのRサイズが410gでR値2.0なのでそれよりも圧倒的に軽量コンパクトだ。

実際に寝てみるとプロライトの下に銀マットが密着されているせいか、ジワジワと背中が暖かい。腰骨までギリギリプロライトで覆われており、脚部はプロライトと銀マとの段差によってほとんど接地せず、足首より下だけが深山座布団に優しく触れている状態。
こんな魔改造をしないで本当はR値5以上のニーモのテンサーオールシーズンなどを敷けば良いのだろうけどそこまでの予算はないため、次回OMMはこのシステムで挑むことになるだろう。その前に気温一桁台で人体実験はしたいが、それはまたシュラフをアップデートしたときにやってみようと思う。
おわり
20251221




