今、長距離ハイクやレースの補給で使えそうな行動食についてあらためて調べている。
僕はジェルはあまり慣れていないので、レース的なトレランでもメインの補給はお菓子で済ますつもりだ。それを補う形で飲み物に粉飴を加えてカロリー(糖質)を増やしたいと考えている。
とりあえず身近で手に入りやすいお菓子のカロリーパフォーマンスを調べてみた。カロリーパフォーマンスという言葉が正式にあるのかどうかは知らないが、僕は1gあたりのカロリーが高い食品をカロリーパフォーマンスが高いということにしている。
手に入れやすいということで、近所にイオン系列スーパーがあるのでトップバリュ(イオンのプライベートブランド)のお菓子を見てみた。とりあえずカロリーが高そうなもの、かつ食べやすそうなものを調べてみた。
ひとくちドーナツ 298円
一個12g 51kcal 4.25kcal/g
厚切りバウムクーヘン 248円
一個25g 96kcal 3.84kcal/g
四種のどら焼きミックス 198円
各味一個17.5g 56kcal 3.2kcal/g
登山中や運動中はパサパサした食べ物を嫌う人は多いと思うが、僕もそうなのでしっとりしたものを選んだ。ドーナツは油分が多いせいか、やはり優秀。和菓子より洋菓子の方が油分や砂糖が多いせいか高カロリー。
最終的に僕が目をつけたのが「さっくりしっとりチョコチップクッキー」だ。これはもちろん不二家のカントリーマアムのパクリ商品なのだが、コストパフォーマンスに優れているし、味も近い。
僕はカントリーマアムが好きだ。カントリーマアムは中身がしっとりとしていて非常に食べやすいし、美味しい。中にチョコチップが入っているため、チョコ要素がありながらも、暑さで溶けてベタベタになることもない。しかも個包装されている。完璧に山向きなのだ。学生の頃は行動食の定番としてよくチョイスしていた。
本家カントリーマアムと比べてトップバリュのカントリーマアムモドキは味は落ちるが、しっとり感を持ちつつ価格がお値打ちになっているし、何より本家よりややカロリーが高い。
さっくりしっとりチョコチップクッキー バニラ&ココア 袋26枚入り 248円
一枚10.5g 50kcal 4.76kcal/g
ちなみに有名な粉飴(マルトデキストリン)は1gあたり3.8kcalである。
もっと有名なカロリーメイトは流石に1gあたり5kcalと、そこにはわずかに及ばないが、食感と美味しさで僕的にはチョコチップクッキーの勝ちである。
カロリーだけで言うとトップバリュ版のカロリーメイト、「ライトミール」もカロリーメイト並に強い。
ライトミール 118円
一箱80g 400kcal 5kcal/g
これはなかなか強敵だが、値段あたりはどうだろう。ライトミールは1円あたり3.38kcalに対して、さっくりしっとりチョコチップクッキーは4.76kcalなのでチョコチップクッキーの勝ち。ちなみにライトミールもサクサクのモサモサであまり運動中に食べる気になれない。これはもうさっくりしっとりチョコチップクッキーの圧勝ではないか?
と、ここまでカロリーのみで判断しているので、内訳には糖質のみならず脂質も多く含まれているだろうし、栄養面で運動生理学的に至らないところもあるだろう。しかし、1日で数千kcalを消費するような登山中は軽量な高カロリー食を美味しく食べられることが大事なわけであって、これを満たしているのは評価に値するのではないだろうか?ひとくちで50kcal摂取できるのはすごい。
とりあえずこのチョコチップクッキーは行動食の一軍に決めた。次いでひとくちドーナツだろうか。
しかし、今一つ問題がある。試食段階でついつい夕飯後に食べ過ぎてしまうことだ。小さいので4枚くらいなら息を吸うように食べることができてしまうが、これで200kcal…。マジで危険な食べ物。
参考URL:https://www.topvalu.net
各商品情報は2021年3月17日現在のもの
おわり。