軽速山歩

登山者が実践するファストパッキングスタイルへの道

今は鍛えるとき

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家にいることが多くなった。ほとんどの人は今そういう生活だと思う。

 

僕は平時から山に行くのはだいたい月に1回あるか無いか程度だったが、それも全く無くなり、次の山行の目処も立っていない。仕事へ行く回数と時間は減り、名ばかりの在宅勤務が増えていく。

 

なので、時間ができた。もともと残業ゼロの暮らしをしていたので家族との時間があるほうだったが、それでも尚時間が余ってきた。

 

山に行けない、他にすることも無くなってきて、どうしようもなく余剰となった時間。このある種の追い込まれた状況、窮地。この窮地はチャンスに変わるかもしれない。

 

そう、身体を鍛えるしかない。鍛えざるを得ない。それ以外の選択肢が無くなってくる。

 

実は本当は鍛えるのは面倒臭い。なぜなら疲れるし、体力以前に気力を振り絞らないとやろうという気にならない。僕はそういう人間なのだ。信州弁でいうとところの「ずくが無い」というやつだ。体力は欲しいがトレーニングはしたくないというのが本音。

 

でもこの窮地のおかげで、鍛えることができる。ずくを出さざるを得ない。僕のような怠けた人間には絶好の機会だ。この期間に鍛えておいて、次山に行くとき、どんな感じになるだろう。想像するだけでワクワクしてきた。この状況に喜びすら感じるようになってきた。発想の転換が大事だ。

 

というわけで走っている。と言っても僕は前から走る習慣は身につけていたので相変わらずと言えばそうなんだけれど。でもそれはあくまで通勤ランだけだったので距離、コースや時間の縛りがあって、正直少しつまらなくなっていた。通勤時間を使ってただ走っているだけだったので、消化試合のようになってしまっていた。

 

だが今は使える時間に幅があるので色々遊べて楽しい。20km走ってみたり、5kmを少しペースを上げてみたり。この状況をチャンスに変えて楽しんでいる。