軽速山歩

登山者が実践するファストパッキングスタイルへの道

上田バーティカルレース:通称「太郎山登山競走」真田幸村コース3.7km D+700m コースレビュー

2023年5月3日に長野県上田市で開催されたスカイランニング※の大会「第9回太郎山登山競走」のバーティカルレース(山岳駆け上りレース)。僕はエントリーを迷った挙句、残念ながらエントリーを逃したが、前日に真田幸村コースを試走してみた。

来年以降走る人の参考になれば幸いだ。

※スカイランニングとは高低差のある山岳や人工物を駆け上がったり駆け下りたりする競技。日本ではまだなじみがないが、ヨーロッパでは少なくとも日本より人気があるようで、ゴールシーンでは人だかりができている様子を見かける。

レース前の大星神社

朝5時45分。レース開始前の大星神社。上田駅から北へまっすぐ太郎山に向かって歩いて20分程度の場所に位置しており、本レースのスタート会場である。翌日のスカイレースではゴール会場でもある。

 

「スカイランニングの聖地」となっており、神社も全面的に協力をしている。

 

レースのスタートはまさにこの神社の参道からスタートする。

 

大星神社から登山口まで

参道を神社の外に向かって走り、神社の敷地から歩道に出る。

 

神社を出たら太郎山方面に向かって登り調子の歩道を走る!

 

バイパスに出たら地下道を通って反対側に渡る。

 

地下道を渡ったら回れ左で住宅街へ。

 

住宅街の道路脇にひっそりとある「四十八曲山道」の「一丁石」。ここから登りはスタートしている。

 

 

そのままさらに道路を登っていくと…。

 

行き止まりのように見えるが、笹藪の中に登山口がある。みちしるべ丁石が目標。

 

登山口から石鳥居まで

背丈ほどある笹藪を抜けると登山道となる。

 

全体的に勾配のきついコースだが序盤は特にきつい。

 

岩も露出しており、道も狭い。

 

四十八曲コースと言うだけあって、細かくつづら折りに登っていく。

 

登る。

 

登る。コースマーキングや煽りの張り紙があると1人でもレース気分に浸れる(笑)。

 

送電鉄塔あたりから勾配が緩くなるのでペースアップのチャンス。

 

猿飛佐助コース(エリート)との分岐。エリートコースはここから一度緑ヶ丘エイドに降りてまた登り返さないといけない。

このあたりもスピードを上げられる場所。

 

紛らわしい道にはテープを張ってしっかり誘導してくれている。

 

少し登って竹が見えてくるとまもなく石鳥居に出る。

 

ここがエイドであり給水ポイントらしいが、朝はまだ何もない。

 

石鳥居から赤鳥居まで

ここからは表参道コースと合流する。四十八曲コースより歩きやすいし、勾配も若干マシになるので、ここまでちゃんと脚を残しておこう。

 

空を目指してひたすら登る。

 

ひたすら登る。

 

このあたりからまっすぐ登り続ければ赤鳥居も高い。ようこそ太郎山へ。

 

もう一息。

 

わずかな平坦な鞍部を走ろう。

 

その勢いで赤鳥居まで走ろう。本当にあと少しで赤鳥居。

 

普段は無いノボリが出ており、テンションが上がる。

 

ここも最後の給水ポイントだが、山頂をそのまま目指したいところだ。

 

赤鳥居から山頂ゴールまで

コースでは神社には登らず、左の展望広場を回って山頂を目指す。ここは富士山が見えるのだ。

 

広場と休憩小屋を過ぎると…。

 

最後の登山道を走ろう。

 

そのまま山頂への登りに繋げて走る。

 

みんなの太郎山が見えてきた。

 

バーティカルは山頂がゴール!お疲れ様です。ゴールゲートも何も無いけど、ブルーシートに覆われたやつが備品なんだろう。

 

山頂の景色と下山

山頂からは北アルプスがよく見える。穂高連峰、槍ヶ岳、常念岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳など。

 

上田市街も一望できる。眺望を十分楽しんだら下山する。

 

下山はレースでは登る人との譲り合いをしながら下りることになる。登る人と交わる道はちゃんと左側通行だし、なるべく交わらないように下りたい。

 

神社の裏回るのが下山ルートのようだ。お詣りして帰ろう。

 

太郎山神社。

 

本番スタートの様子

こちらは10時からの大会本番の様子。子供からスタートなので大星神社に応援の人が。

 

スタートを見送る和太鼓も見事。ずっと叩きっぱなしなので大変そう…。

僕のタイムは正確には測ってないが、多分46分くらい。写真を撮りながらであまり本気では無いのでこんなものかという感じだが、正直遅い。

来年は出るかどうかはまだわからないが、そのとき気分が乗っていれば出てみたいと思う。まずはこの一年、試走を繰り返して脚を仕上げていきたい(笑)。

 

 

おわり

2023年5月5日