軽速山歩

登山者が実践するファストパッキングスタイルへの道

Wildo (ウィルドゥ)フォールダーカップ(レギュラー) 24g

ULハイキング界隈ではよく知られているこの折り畳み式マグカップを僕もようやく手に入れた。スウェーデン製であり、ククサを彷彿とさせるフォルムは愛らしい。

硬めでしっかり自立する

f:id:ksg2999:20230422071721j:image

シリコン製の折り畳みカップとは違い、硬めの素材でできているため、しっかりと自立する。形状も底辺が大きいため安定感がある。

展開時実測値:高さ53mm、幅83mm  奥行95mm
折り畳み時実測値:高さ27mm、幅95mm 奥行72mm
(数値はあくまで個人的な実測値)

f:id:ksg2999:20230422074316j:image

安定しているのでコーヒードリッパーをのせても問題なし。もともとアルコールストーブのコーヒーセットのカップとして買ったので、普通のマグのように使えるのは嬉しい。

 

プラスチック臭がしそうなのに、臭わない

f:id:ksg2999:20230422071924j:image

素材は熱可塑性エラストマー(TPE)であり、見た目からしていかにもプラスチックの臭いがしそうであるが、不思議とほとんどしない。飲み物の味にも影響は少ないが、あくまで個人の感想なので敏感な人は気になるかもしれないので注意。

 

お手入れが簡単

f:id:ksg2999:20230422071944j:image
f:id:ksg2999:20230422071947j:image

折れ目は一箇所で、展開したときに溝は外側に来るようになっている。そのため、容器内側はフラットなので汚れが溜まりにくく、洗浄もしやすい。

しかもこの折れ目の線がだいたい140mlくらいで、コーヒー1杯分くらいなので、計量も可能。ちなみにすり切り入れると実測240ml(公式値は250ml)。

 

カップとして十分な耐熱性

f:id:ksg2999:20230422072027j:image

素材は熱可塑性エラストマー樹脂であり、耐熱温度は100℃とある。試しに沸騰したお湯でコーヒーを入れてみても、とくに問題なさそう。樹脂が変に柔らかくなったりもせず、普通に使える。これなら火にかけるなどして100℃以上の状態にしなければ問題ないだろう。

 

細引きを取り付けてみた

f:id:ksg2999:20230422072052j:image

一つ不満だったのが、ぶら下げたりザックにつけるような部分がないことだった。ぶら下げができれば乾かすときに吊るすことができるし、ザックに外付けして湧水を飲むために使うこともできる。

f:id:ksg2999:20230422074404j:image

ということで、取っ手に穴開けパンチで穴を開けて細引きを通してみた。なかなか使い勝手がよくなったと思う。

 

秀逸なデザインなのに安価

f:id:ksg2999:20230422074342j:image

単純な製品ではあるが、細かく見ていくと北欧デザインらしく、創意工夫に富んでいて使いやすさを徹底してることがわかる。カラーもたくさんあるのでいくつか集めてもいいだろう。カラーによっては環境に配慮したものもある。「ビッグ」600mlもある。

山でコーヒーを飲むだけならチタンマグじゃなくてもいいだろうということで、荷物をよりコンパクト化するためにこのフォールダーカップを買った。重さでいうとチタンマグカップが55gだったので、31gも軽くなった。そしてかなりコンパクトにもなったので、これからマイカップとしておおいに活躍してもらおうと思う。

 

 

 

おわり

2023年4月22日