軽速山歩

登山者が実践するファスト・パッキングスタイルへの道

軽く、速く、山を歩きたい。

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筆者が登山を14年続けてきた経験を元に、軽く速く、山を歩く。そのためにトレーニングや思考錯誤を記録していくのがこのブログ。目指すのはファストパッキングという登山形態だ。僕(じょあ)の簡単な自己紹介とブログについて。

 

早稲田大学在籍中にとあるアウトドアサークルに入会。それまでほとんど触れてこなかった登山やアウトドアの世界にのめり込み、卒業後も登山をライフワークと定め、山に通う。

 

結婚し、子供が産まれ、今までのサイクルで山に行けなくなったのをきっかけに、今まで得た山の経験を何か発信できないかと思い、ブログ「絶対にマネをしてはいけない山歩き。」を開設。

ksg2999.com

 

生活の変化は山行スタイルをも変化させることに。僕の登山はUL化やファストパッキング化が進み、従来の僕の山行とは異なるものとなり、従来のブログではカテゴライズできない内容になってきた。そこで新たな目標への道しるべとしてこのブログを開設するに至る。

 

「ファストパッキング」という言葉、実は僕は使い慣れていない。でも僕が近年目指そうとしている登山(軽く、速く、山を歩くこと)にあえて既存の名前をつけようとしたとき、「ファストパッキング」が一番しっくり来ると感じたので、この言葉を使っていく。

 

ファストパッキングとは文字通り、「FAST=速い」「パッキング=バックパッキング」である。つまり、速く移動する登山というのが最も簡易的な解釈となる。

 

ファストパッキングという言葉と共によく出てくる他のキーワードが「ウルトラライトハイク(以下、ULハイク)」と、「トレイルランニング(以下、トレラン)」ではないだろうか。これらは「ファストパッキング」と近い意味で扱われたり、場合によってはほぼ同一視されていると言ってもいいかもしれない。

 

しかし、僕は「ファストパッキング」は「ULハイク」や「トレラン」とはまた別のものであると定義したい。

 

登山畑で育ってきた僕にとって、僕にとってファストパッキングはあくまで「登山の延長線上」にあるからだ。

 

もちろん、ULハイクとトレランの要素はかなり入っている。ULの「軽くしてより遠くまで進む」という考え方はファストパッキングと重なる。トレランの「山を走る」というスタイルもファストパッキングと重なる。

 

しかしULは北米のハイキングカルチャーから端を成し、自然回帰のスローなバックパッキングカルチャーの血が根底に流れている。装備もトレイルを歩くためのものであり、多少不便でも、アイデアがユニークで軽ければ良いという向きもあり、ファストパッキングとはそういった点で対照的な存在だと認識している。

 

またトレランは文化圏としてロードレースの延長線上に位置し、競技性が高く、登山の延長線上のファストパッキングとはそこが決定的に異なる。装備は共通するものが多いが、計画面ではかなり性格が異なる。

 

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つまりファストパッキングとは、登山の形態のひとつで、ULの装備の良いところ、トレランの装備や行動形態の良いところを登山に織り込んだもの…と僕は解釈している。

 

ファストパッキングと同一の意味で用いられるのは「スピードハイク/ファストハイク」だろう。これは言い方が違うだけ意味は同じだ。やっていることはほぼ変わらないが、ここではファストパッキングという語を使っていく。

 

トレランと違いファストパッキングは他人と競わない。あくまで個人で楽しむ登山と同じ。かといってハイキングのようにのんびりもせず、機動性を高め、速く移動することに喜びを見出す。それはまさに自分自身との戦い。自分の中の最大速度で移動し、目まぐるしく景色を変えていく。そんな世界をこれからもっと楽しんでいきたい。