最近はアウトドアファブリックとしてお馴染みのタイベック製ジャケット&パンツをトレランの防寒着に採用してみた。登山でも緊急用にいいかもしれない。
本来は防護服だが
タイベックといっても、アウトドア用のものではなく、防護服として販売されているものである。放射能とかウイルスからの防護服だ。
防護服として量産されているので結構安価で買える。フランスのトレラン系ブランド、レイドライトからもタイベックジャケットが防寒用で発売されているが、それよりもかなり安い。
アウトドアにおけるタイベックの実用性
タイベックの実用性としては、レイドライトが実践的に採用しているのに加え、シュラフカバーだったり、ビビィサックなどで使用されているので、十分な保温、透湿効果が認められている。また、その軽量さもお墨付きである。
ただし、シルエットはダサい。
超軽量
ジャンパーはLサイズ79g。
最初は袖を切ってベストにしようかと思ったけど着る必要もないだろうと思い、ジャンパーのままである。
パンツはMサイズで63g。
エマージェンシー防寒着として
防寒着としての使用だが、行動中には当然適さない。特にパンツは伸縮性ゼロで動きが悪すぎる。
用途は停滞時の保温である。スタート前だったり、何らかの原因で山で停滞する必要があったり、泊まりの山ならビバーク中の防寒である。
僕は3月のトレランイベントのスタート前、短パンで寒かったので履いていたらとても暖かく重宝した。見た目はダサいが。
上下合わせても200gに満たない重さとコンパクトさなので、重量に対する保温パフォーマンスは高いと言えるだろう。エマージェンシーシートのような用途ではあるが、エマージェンシーシートよりはるかに実用的だ。ザックに忍ばせておいて損はない。
おわり
2021年5月22日