軽速山歩

登山者が実践するファストパッキングスタイルへの道

【OMM2023装備考】スリーピングシステム編

OMM2023 Kitayatsugatakeに出場することになったので、OMM装備について不定期で書いていこうと思う。初回はスリーピングシステムからだ。

なお装備についてはまだ検討段階であり、なるべく新規購入を避けて10年以上使っている古参装備たちからエントリーさせていく所存である。

シュラフ ISKA Air180X  458g

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現在考えているのはイスカのエア180X。こちらは夏山用のダウンシュラフで使用限界温度は8℃、重量は458gとなっている。

もちろん夏用モデル単体ではきついので当初はスリーシーズン用の同じくイスカ社のエア450(904g)を検討していたが、OMMの必携装備に「袋状のエマージェンシート」、つまりエマージェンシービビィが入っていたことで方針を変えた。

その方針とは、エマージェンシービビィの積極的利用である。

エマージェンシービビィ SOL  ESCAPE BIVVY  246g

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僕が持っているビビィはSOLのエスケープビビィで、透湿性があってエマージェンシービビィとしては大きめの上位モデルで単体使用もイケるヤツ。

僕は袋状のエマージェンシーシートはこの大きいタイプしか持っていないので、どうせ大きいビビィを持っていくならその分シュラフサイズを削って、この二つを重ねて使う前提で装備を組んだほうが効率がいいのではないか、と考えた。

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二つを合わせた重量はエア450単体よりも200gも軽くなるというメリットがある。懸念されるのは当然寒さだが、防寒着を着込んでテントに二人入ればおそらく十分耐えうるのものなのではないかと推測。

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大会当日の11月上旬の佐久穂町1,500m付近は最低気温がおそらく−1〜−5℃くらいだろう。かなり際どいがイケると思い、Twitter(X)に相談がてら投稿したら同じような装備で同じような気温で使っているフォロワーさんがいたので、安心を得た(笑)。

マット? THERMAREST PROLITE XSMALL  233g

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マットはまだわからないが、エアー式かクローズドセルにするか迷い中。

手持ちのクローズドセルはサーマレストのZライトソル(284g)。でかいので取り回しが面倒で外付け時も枝に引っかかりそう。メリットはすぐに寝れるというところ。

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手持ちのエアー式はサーマレストのプロライトXSという、90cm程度の長さで背中しかカバーしないタイプでこのサイズは現在は廃盤となっている。重量はこちらのほうが51g軽いしコンパクトだがテン場でエアーを膨らましたり抜いたりに時間がかかる。自動ではほとんど空気は入らない。

今のところプロライトXSが濃厚。

スリーピングシステム備考

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既定でシュラフは防水しないといけないので(まあ一般的に山では防水したほうがいいが)シートゥーサミットの防水ザック5Lを使用。

なお、テントはヘリテイジのマキシムX(1〜2人用)を使用予定で、これはテントに適した防水透湿素材を使用したシングルウォールテントで、重さはたしか約1.1kgくらいだったと思う(曖昧)。このテントが冬山対応タイプで十分保温性はあると見込んでのこのスリーピングシステムとした。

テントについては個別にまた紹介したいと思う。

おわり。

2023年8月12日