ニューバランスのトレイルランニングシューズを新たに導入した。
使用感をひとことで言うと、僕にとってかなり理想のシューズだった。
ビブラム メガグリップ採用のアウトソール
アウトソール全面にビブラム社の「滑らない」ことで有名なメガグリップが張られている。土踏まずだろうが踵だろうがメガグリップなので、どこで着地しても滑りにくくなっている。
滑らないということは大事だ。滑ると余計な筋力を消耗するし、神経も使うし、時間もロスする。
メガグリップは慣れた岩でのフリクション(摩擦力)を高めたソールだが、当然乾いた路面や濡れた土の上でもフリクションを発揮する。
メガグリップが採用されているシューズはどれも高価なものが多いが、これは比較的安価なのが嬉しい。
また、メガグリップそのものだけでなく、ソールのラグ形状もトラクション(制動)が効くようになっているので、砂利やザレ場での制動も良い。
ロードの走りやすさ
クッション性はホカのクリフトンほどフワフワではないが、適度な衝撃吸収をしてくれるようになっている。おかげでロードや林道が走りやすい。安定感もあるので足首を捻りそうになることもない。
片足重量が26.0cmで267gと軽量なのも良い。ホカのスピードゴートより軽く、クリフトンに匹敵する軽さだ。軽いとやはり走りやすい。
適度な耐久性
僕がトレイル用シューズとして重視しているのが、爪先周りの耐久性だ。ここに補強が無いものはすぐ破れるので正直使いたくない。
このシューズは爪先部分や踵など、しっかり補強がされているため申し分無い。
またアウトソールが全面ビブラムのラバーソールで覆われており、クッションフォームが剥き出しになっていないのも良い。
ミッドソールのクッション部が剥き出しになっていて、そこにアウトソールラバーが部分的に張られているモデルも多いが、それだとラバー部分が剥がれたり、部分的にもげたりするので、全面にビブラムのラバーが覆われているのは安心感がある。
コストパフォーマンス
メガグリップやロードでの走行性の良さを兼ね備えながら、大手メーカーなのでセールなどで安く買えるのが嬉しい。Amazonなどかなり安く販売していることもある。
ちょうど良いサイズ感
個人的にはサイズ感はナイキに近いと思う。僕はナイキのライバルフライが26.0cmでちょうどいいのだが、ニューバランスも26.0cmでちょうど良かった。
幅もナイキくらいだろうか。ホカよりも広くて日本人向きだと思う。
ニューバランスは大衆靴メーカーのイメージが強く、今まで軽視してきたので、こんなに良いとは知らなかった。これからも長く履いていきたいと思える一足だ。
おわり
2022年10月19日