リスクコントロール系装備として、外せないファーストエイドキットとエマージェンシーキット。どれだけ持つかは自己責任だが、実際に起こりうるリスクを想定して選定してみた。
ファーストエイド系
- バンドエイド類(靴擦れ用含む)・・・傷全般
- ステリストリップ・・・縫合が必要な傷を簡易的に閉じることができる
- ガーゼ・・・止血用
- 非伸縮テープ38mm・・・捻挫、止血用
- マキロン・・・傷創部消毒用
- 穴あきキャップ・・・傷創部洗浄用
- 飲み薬(痛み止め、総合感冒薬)
- ビニール手袋・・・手当時感染防止用
- ビニール袋・・・汚染物入れ
- ティックアウト・・・マダニ除去用
- 歯磨きナップ・・・ハミガキ代わり
ポイズンリムーバー系は持って行かない。なぜならこの時期に北八ヶ岳の標高で虫に刺されることはほぼないからである。
エマージェンシー系
- ダクトテープ・・・修繕全般
- マイクロトーチコンパクト・・・緊急時火起し等
- レザーマンスタイルPS・・・修理全般
- Gサカイのコンパクトナイフ・・・緊急時
- BDのフレアー・・・予備ヘッドライト
これらも人間の手指では対処しきれないアクシデントに対応できるように最低限揃えてみた。
ダクトテープは物だけでなく人にも使える万能テープ。マイクロトーチはライターより高火力で風にも強い。レザーマンのプライヤーとハサミは細かな作業で役に立つ。ナイフはあると緊急時に便利。予備のライトは欠かせない。
まとめると358g
いつものトレランよりは多くなった。激しい軽量化をする人ならばバンドエイド一枚くらいしか持って行かないのかもしれないが、一般的な登山のリスクをコントロールするにはこれくらいは妥当であろうと思う。
起こり得るリスクとして転倒滑落を想定。外傷性の出血や捻挫に最低限対応できるキットとした。骨折などについて添木や包帯などは省略、テーピングやガーゼを駆使しつつ添え木はテントポールの予備などを使用する。基本的に安全にその場に留まるための応急処置キットとしている。
僕は軽量化をするにしても自分の中で論理的に納得できる軽量化をしたいという拘りがある。そういう考えの中で、このリスクコントロールを担うキットは決して無闇に削ることはできない。OMMでもそのマイルールを押し通していきたい。
おわり
2023年11月7日