エマージェンシーキットの中に着火剤を入れている。
エマージェンシーな事態に陥ったとき、僕は焚き火を想定しているため、火を起こせる装備は大事だと思っている。
焚き火をするとき、火はなかなか薪へと移らないもので、火が安定するまで火種があると良い。枯れ葉、小さい枝、トイレットペーパー、こういうのは山で手に入るものだが、限られているし、すぐに燃え尽きてしまう。火がつかないからと何かを犠牲にしてまで燃やすのは抵抗がある。
エマージェンシーキットの中に数本、スティック型の着火剤を忍ばせている。これは濡れても使えるので湿った環境下でも火種になってくれる。
1本2gの着火剤 flame stick (フレイムスティック)
実際に火をつけてみると、ライターで2〜3秒炙らないと火がつかない。ファイヤースターターなどの火花程度では着火は無理だろう。一度火がついても風が吹くと消えてしまいそうなので防風は怠ってはいけない。風にかき消されなければ1本で約5分間燃焼とのこと。
一度水で濡らして火を消してみる。そしてそのあと水気を切らずにそのまま再着火。乾いた状態よりかなり火がつきにくいが、火薬のように湿気ることなく着火できた。
万能な使い勝手ではないが、もしものためにあると重宝するのではないかと思っている。