軽速山歩

登山者が実践するファスト・パッキングスタイルへの道

「日帰り登山」についての考え。

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ネットで記録やSNSを見ているとたまに「日帰り」にこだわる人がいる。

 

甲斐駒ヶ岳黒戸尾根日帰りや剱岳早滝尾根日帰りなど。あとは槍穂高縦走日帰りとか、槍〜西穂高日帰りなんていうのもあるし、夏ならまだしも積雪期の記録もある。

 

スゴいとは思うが、僕はそういうのは体力的に無理だし、そもそも僕の考えるファストパッキングの哲学に反するため、やろうと思わない。もちろん、以下に書く僕の哲学に反さない範囲ではやってみたいとは思うが。


何故わざわざこんなことを書くかというと、僕の登山スタイルを明らかにしておきたいというのが一つ、もう一つは僕自身がこういう登山スタイルに陥らないような自戒をしておきたいからである。

 

こういう日帰りはだいたい明け方や0時過ぎにスタートすることが多い。僕はその時間の使い方に疑問を覚えるし、ここが僕の哲学に反するところである。

 

0時スタートなどになれば家を出るのは前日になるし、それって実質前夜泊であって日帰りじゃないのでは?と思ってしまう。前夜泊出来るのならその日を使って2日行程で行けばいいのでは?とも思う。

 

スゴい記録だと前夜0時に出発してまた夜遅くにゴールという、ほとんど24時間耐久レースのものもある。これはなかなか危険極まりない行為のように思える。帰りの車の運転、事故ったらどうするのだろう。

 

僕の場合は安全面については登山の基本ルールに則っている。早朝出発はまあ多少はあるとしても日が落ちる前に下山するか、もしくは行動を止めるというのは絶対的に守りたい。夏は朝せいぜい4時くらいからスタートして遅くとも17時くらいには下山完了するというのがマイルールなので、ここで完結しない日帰りは僕の中で日帰りとは認められるない。その理由は当然夜間の行動、ナイトハイクを避けたいからだ。

 

速度についてはあわよくば速く進みたい程度なので、予めキツキツでスケジュールは組まない。何があるかわからないのでそういう登山は危険である。

 

本当に速い人ならば普通に泊まりの人と同じ時間に出発しても日帰りが出来るはずだ。0時に出発、23時下山しないと「日帰り」できないコースなど、僕にとっては「日帰り」不可のコースなのだ。

 

つまるところ、とにかく速く進めるようになるしかない。速さによって危険地帯を早く抜け、安全地帯に早く到着する。それが僕が考えるファストパッキングだ。

 

安全のために速さを身につけているのに、行動するのに適していない時間帯も行動し続けるのは本末転倒な気がする。