このルートは以前実行している。年に一度はタイムアタックに挑戦したいコース。
もともと鴨沢からの雲取山へのルートは学生の頃から何回も登ってきたので、僕にとっては勝手知ったる道だ。普通に登山で挑めば約5時間、標高差おそよ1,300mのルートなので日帰りは推奨できない。雲取山山頂を越えて秩父側に下ったところの雲取山荘か、雲取山手前の七ツ石小屋に泊まるのが無難。
実際、近年日帰り登山者の死亡事故や遭難が相次いでおり、登山口には日帰り登山の危険性を説いた張り紙がある。しかし少し脚に覚えがある者ならば、日帰りは訳ない。十分実績を積んで挑めばいいだろう。
このコースの良いところはいくつかあるが、まず道が歩きやすい。前半部の集落跡近辺は細いトラバースで注意が必要だが、その辺り以外は快適に走れる。特にブナ坂を過ぎてからは景色が開けて、富士山と南アルプスを横目に眺めながらのスカイビュートレイルとなる。特に岩場も無いのでトレランシューズでも快適な路面。
安全面で言うと、いざというとき使える小屋があるので心強い。中間地点に七ツ石小屋、山頂付近には雲取山頂避難小屋がある。雲取山山頂避難小屋は完全に無人だが悪天時や予期せぬビバーク時には命の助けとなる。コース前半部と後半の奥多摩小屋跡地付近に水場も存在する。
この雲取山日帰り適期は結構限られていて、ベストシーズンは秋で10月〜12月上旬の雪が降らないときまでだろう。もしくは5月くらいだろうか。1月〜4月はまだ積雪があり、スピードハイクは危ない。6月〜9月はまだまだ灼熱なので熱中症に注意が必要だ。
現在、僕はこの鴨沢コースの丹波山村営小袖駐車場から雲取山の往復タイムが、途中休憩込みで4時間48分。このときは下山途中に膝が痛くなって時間短縮出来なくなってしまった。あと、9月上旬なので大変に暑かった。もっと涼しい時期で、下山も駆け下りれたら4時間切ることも夢ではないのではないかと思っている。なので、僕の目標は大きく、サブフォー(4時間切り)なのである。
コロナが終息したらまたチャレンジしたいと思っている。