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縦走登山者が山を走り出すまで。

動きはファスト、心はスロー(ファストパッキングのメリット)

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誰しも山で速く歩けるようになりたいという気持ちはあるのではないだろうか。

 

もちろん、速く歩けなくてもいいから、山の中に長くいたいという人もいるだろう。でもそういう人もわざとゆっくり歩きたいわけであり、ギリギリの体力でゆっくり歩きたいとは思わないはず。ゆとりは持っておきたいはず。

 

つまり、ゆとりのある登山をしたいという願いは全登山者ほぼ共通なのではないだろうか。ゆとりのある登山は安全に繋がる。

 

ゆとりを持たせるには、まず時間に余裕があることが大事だ。夜間の行動は避け、日が高いうちに行動を終わらせる。ナイトハイクのリスクをなくすのはもちろん、予期せぬトラブルが起きても対処できるくらいの時間を残しておく。そして同時に体力も残しておく。

 

時間の余裕を生むにはそもそも体力が必要で、その体力にもさらに余裕を残しておかなければならない。つまり、体力がめちゃくちゃ大事。

 

ファストパッキングの醍醐味は最高にゆとりのある時間と、最高にゆとりのある体力を持ってゆとりある山を楽しむことだと思っている。そしてそれこそがファストパッキングの最大のメリットでもある。早く着けばそれだけ長く休憩して景色を見れる。心にゆとりが生まれ、安全性も高まる。それは最高なことだ。


「速さ」が「安全」に繋がるという考えは高所登山のアルパインスタイルにも通じる。極地法が人やモノを総動員するのに対して、アルパインスタイルは少数、速攻クライミング。物資は少ないが、その分スピードを上げて、危険箇所に止まることを最小限にすることでリスクを減らしている。

 

速く歩くこと自体が目的ではなく、その結果色々なことにゆとりが生まれて楽をしたい…というのが、僕のファストパッキングの到達点であり、利点だと思うのだ。動きはファスト、心はスローで。

 

ただギリギリの体力ではだめなので、余力が必要となってくる。ということで日々体力づくりに励むしかない。走ろう。