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縦走登山者が山を走り出すまで。

山トレにおけるランニングの有効性

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山のためのトレーニングで一番良いのは「山に行くこと」だと思うが、「走ること」は次に良いと僕は思う。

 

山のトレーニングのために走っていることは以前もこのブログで書いており、重複する内容だが、また書く。

 

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僕の場合、山で走ったり、ハイペースで歩いていると心肺機能ではなく足の筋肉がまずイカれる。普通の登山をしていると、長くゆっくりと歩ける体力がつく。そんな人間が山で速く動いたり、走ったりすると、心肺機能は大丈夫でも筋肉や腱が先に悲鳴を上げてしまうのだ。

 

山を長時間ゆっくり歩く筋力はあるが、走るとなると、その衝撃に筋肉が慣れていない。エンジンが大丈夫でも駆動部が故障してしまう。そんな状態で登山を続行するのは危険だ。

 

僕はただ長い時間走るという行為に慣れたい。筋肉をその行為に慣らしていきたい。そして身体の駆動部を高速移動仕様に改造してやればいい。

 

人間は歩くという行為に慣れているから歩ける。健常者で若い人なら誰でも10mなら平気な顔をして歩けるだろう。それは日々歩くことに慣れているからだ。ただこれが100km歩くとなると全くもって困難な行為となる。歩けたとして足は豆だらけで豆は潰れ、血は滲み、膝はガクガクになる人も少なくないだろう。これは100km歩くことは慣れていないからだ。

 

100kmは言い過ぎだが、一日1万歩とか歩いている人は、歩くことに慣れている人ではないだろうか。そういう人は歩く力がついているから山も歩いて登れる。山だったら距離にして1日10kmくらい歩くことは珍しくない。ということは、斜度は別としてまず1日10km歩ける人、それくらい歩くことに慣れている人じゃないと登山は無理なのだ。

 

じゃあ、10km山を走りましょうとなると話はまた違う。斜度や脚への衝撃の問題が出てくる。10km山を走れるようになるには少なくとも平地で10km走り慣れている必要がある。

 

つまり、平地で長い距離を走る行為に慣れていなければ、山で長い距離を走れるわけない。だから、最低限、平地でトレーニングとして走る必要がある。平地でだんだん長い距離を筋肉を疲弊せずに走れるようになれば、山でも長時間走れる可能性が出てくる。

 

実際、日本山岳耐久レース(長谷川恒男カップ)はヒマラヤで24時間などの長時間行動をする際のスタミナを養うため、その力試しの場として設立された面もある。ハセツネ自体は今やヒマラヤを目指す若者の登竜門というよりも、トレイルランナーの登竜門としてのレースになっているが。

 

とは言え、走ることは関節や腱に極端に負荷をかける行為なので、いきなり慣れない距離や慣れないペースで走ると故障してしまう。この肉体改造は徐々にやっていかなければならない。

 

最終的な目標イメージは山の中を50kmとか、それくらいの距離を軽くジョグ出来るような感じになりたい。実際にそうなれるかどうかは別として、そこに近づけていくイメージで日々走っていこうと思う。