軽速山歩

登山者が実践するファスト・パッキングスタイルへの道

MENU

第15回スカイライントレイル菅平振り返り

f:id:ksg2999:20220602183654j:image

先日スカイライントレイル菅平フル(43km 2250m D+)に出場してきた。なんとか完走できたので、忘れる前に振り返り。

前半のレース運び

f:id:ksg2999:20220602183735j:image

レース運びは前半半分は遠慮せずに進んだ。大松山のゲレンデはひたすら我慢で登り、その後の林道はやはり苦手。最後の急な木の根が多いトレイルのほうが得意だ。第1エイドはスルー。次の縦走セクションも嫌いではない。続く第2エイドは少しボトルに水分を足すにとどまった。ダボスを登って牧場に出て、前半20kmを3時間くらいで行けたのよかった。

この牧場の直前はほぼ平坦で、そこはまあまあ走れたが、その後の四阿山への登りですっかり身体が重くなりってしまった。去年以上に失速し、追い抜かれまくった。ハンガーノックや熱中症ではなく、単純に走力や持久力の限界を感じた。あのダラダラと長い登りは精神的に厳しい。どうせなら急な上りの方が差がつきにくくて良いとすら思った。

後半のレース運び

f:id:ksg2999:20220602183801j:image

四阿山の登りが終わり、下りでもなかなかスピードが出せなかったが、木陰に入り、ぼちぼち第3エイドというところで息を吹き返した。

エイドではしっかりめに補給。コーラが美味い。

復活した理由はおそらく、この後の小根子岳の登りを登ればもうほとんど登りがないということを理解していたからだろう。僕は終わりが見えると急に強気になるタイプなのだ。

それに小根子岳の登りは嫌いじゃない。ガレた登山道をひたすら登るのでまさに登山モードになれる。昨年も意外と人を追い抜けた。今年もまあまあいいペースで進み人も少し追い抜けた。

だが降ってくる登山者を避けた際に変な踏み込みをして、その場で脹脛をつってしまった。幸い軽かったので少しマッサージして復帰。精神的にはまだいけたが、身体は疲労していた。

膝の痛みが出なかった

f:id:ksg2999:20220602184106j:image

小根子岳山頂についたらあとはほとんど下りになる。昨年はちょっと下った時点で右膝に激痛が走り、ずっと歩きになってしまった。今年はというと、なんと痛みが無かった。

膝痛の対策として投入したのはザムストの膝サポーターとフォームソティックスのインソールだ。

ザムストは第3エイドまでの下の途中から、少し膝痛が出そうな気配を感じて念のために装着した。しかし結果として、小根子岳を下っているときも痛みは出なかった。前回ツールド上田のときはザムストをつけても痛みは最後には出た。

インソール有能説

f:id:ksg2999:20220602184113j:image

そうなると、インソールが良い仕事をしたのではないかと思えてくる。インソールが着地を安定させ、脚の衝撃の左右差を無くしてくれた、のかもしれない。とにかく、30km以上山を走って膝痛が無かったなんて人生初だった。膝痛対策への課金はかなりのもので、フォームソティックスは6,000円以上したが、その甲斐があったというものだ。

最後の下り

膝の痛みが無いならさぞ下りを飛ばせるだろうということになるが、そうでもなかった。もちろん、昨年よりかはマシだったが、筋肉はもうめちゃくちゃ疲弊しているため、ブレーキをかけるたびに脚が軋む感じ。痛いというより、動かない感じ。

下りどころか平坦な道すら走ることが難しくなっていた。これもハンガーノックや熱中症ではなく、単なる筋持久力不足。カフェイン入りのジェルを飲んでもこのザマだ。

最終エイドからゴール

最終エイドは約40km地点なのでもうそこから一踏ん張りなのだが、登りが少しある。昨年はここでコーラを飲んで最後頑張れたので、それを楽しみにエイドに行くとコーラが無い。今思えばコーラが無いのだからエイドなんてスルーすりゃよかった。ちょっと探したりしてしまったからなぁ。

最終エイドのせいかどうかはわからないが、ギリギリで8時間を切れなかったのが悔しかった。それでも昨年よりかはだいぶ速くなったので、僕の中では及第点だろう。

ちなみに今回エイドにあったものは、菅平饅頭、チョコ、カップゼリー、キャベツ(第3のみ)、ミニトマト(第3のみ)、スポドリ、水、コーラ(第3のみ)である。なんかもっと欲しかったなぁ。

レースのレベルについて

トップ選手は去年も今年もとても速く、有名な方も出ていた。しかし一般ランナーのレベルは去年よりもガクッと落ちていたのは明らか。昨年は6時間台がかなり多かったが、今年は7時間以上がボリュームゾーンになってると感じだ。僕は前回は下位20%以内だったが、今年は下位40%以内に収まった。

今年と去年のレベルの違いが出た理由は、昨年はまだ開催される大会が少なかったが、今年は他の上級レースに上位層が軒並み参加してたせいだと思われる。エントリー数も3分の2くらいになっていた。

ストックいらない説

f:id:ksg2999:20220602212247j:image

ストック、つまりトレイルランニングポールである。いらないのでは?というのが今回の僕の意見。

へばっているときにストックを使うとかえってストックを送り出して接地することにエネルギーを使う気がするのだ。特に路面が悪いところだと、接地してもバランスを崩したり、いい場所に突けないと、かえって疲れる。

今までは膝の痛み軽減のため、登りの補助のための思ってたが、膝はストックがなくても大丈夫そうだし、登りもストック無い方がサクサク登れた。

結局、後半になればなるほど、あまり使わなかったストック。今の僕では上手く使えないし、重りになっただけ感があるので、ミドルのレースではもう登場させることはないだろう。

rig(リグ)のサンダルが優秀

f:id:ksg2999:20220602215442j:image

ゴール後、裸足になりたいけど、歩いたら運転しないといけないとき、リグのサンダルがちょうど良かった。リカバリーサンダルでもあるのでクッション性がよく、シンプルなストラップはリラックスして履ける。ゴール後の理想のサンダルだ。

これからのトレーニング

いつもながら体力の限界を見せつけられるレースだったが、膝の痛みについてはかなり光明が見えたレースだった。

これならもうちょっとトレランやってみるか、という気になったので、トレーニングも継続していこう。課題は「長い距離を走る」ということなので、これを実践していきたい。なんとか月間距離300km目安にやってみたいものだ…。

そして「累積標高」である。これからは山でトレーニングをする機会が圧倒的に増えそうなので月に10,000mを目指したい。(実は8月から長野に移住するのだ)同時に下りのトレーニングをする必要がある。下りが苦手すぎる。

できることからコツコツやるしかない。夏はとりあえずアルプスのファストハイクを楽しみたいなぁと思う。

 

おわり

2022年6月2日